北海道の四季を楽しむ!新築住宅の間取りと設備のポイント

こんにちは、ホリケンラボの堂端です。北海道に住んでいる私たちにとって、四季の変化は生活の大きな楽しみの一つですよね。今回は、その四季の魅力を最大限に活かせる新築住宅の間取りと設備のポイントについてお話しします。


1. 春:花見を楽しむビューポイント


北海道の春と言えば、やっぱり桜!遅咲きの桜は5月頃に見頃を迎え、街中が淡いピンク色に包まれます。この美しい風景を家の中からも楽しめるようにしましょう。


ポイント:

・リビングや寝室の窓を大きくし、桜の見える方向に配置

・ウッドデッキや縁側を設置して、外の空気を感じながら花見を楽しむ

・花粉対策として、高性能な換気システムや空気清浄機の設置も忘れずに


我が家では、リビングの大きな窓から近所の桜並木が見えるようにしています。朝食時に桜を眺めながらコーヒーを飲むのが、春の醍醐味です。


2. 夏:涼しさを取り込む工夫


最近の北海道の夏は暑くなってきていますが、それでも本州に比べれば過ごしやすいですよね。この気候を活かして、エアコンに頼りすぎない涼しい家にしましょう。


ポイント:

・通風を考えた間取り(風の抜ける道筋を確保)

・軒の深い設計で直射日光を遮る

・庭に水場(小さな池や噴水など)を設けて、気化熱で涼しさを演出

・夏でも冷たい井戸水を利用できる設備の検討


私の家では、南北に窓を配置して風の通り道を作り、真夜中に窓を開けて冷気を取り込んでいます。朝まで涼しさが続くんですよ。


3. 秋:紅葉と収穫を楽しむ


北海道の秋は紅葉が絶景です。また、実りの季節でもあるので、家庭菜園や果樹の収穫を楽しめる工夫をしましょう。


ポイント:

・紅葉の見える位置にサンルームやコーナー窓を設置

・収穫した野菜や果物を保存できる大型の pantry(パントリー)を設ける

・ゆったりとした玄関ポーチで、紅葉狩りの準備や帰宅後の余韻を楽しむ


我が家の庭にはナナカマドを植えていて、秋になるとまるで庭全体が燃えるような赤色に。リビングから眺める景色は絶景です。


4. 冬:雪景色を楽しみつつ、暖かく快適に


北海道の冬は寒さが厳しいですが、美しい雪景色は格別です。暖かさを確保しながら、冬の魅力を存分に味わえる工夫をしましょう。


ポイント:

・大きな窓と断熱性の高いガラスで、熱損失を抑えつつ雪景色を楽しむ

・暖炉やペレットストーブの設置で、視覚的にも暖かい空間を演出

・玄関には広めの下駄箱と、冬の道具(スコップ、長靴など)の収納スペース

・屋内物干しスペースの確保(冬は外に干せないので)


私の家では、リビングに薪ストーブを置いています。雪の積もった庭を眺めながら、ストーブの前で本を読むのが至福の時間です。


5. オールシーズン:アウトドアライフを楽しむ


北海道ならではの大自然を楽しむためには、アウトドア用品の収納と手入れのスペースが欠かせません。


ポイント:

・広めのガレージや物置を設置し、季節ごとのアウトドア用品を収納

・アウトドア用品のメンテナンスができる作業スペースの確保

・泥んこになって帰ってきても大丈夫な、広めの洗面所やシャワールーム


うちでは、ガレージの一角にワークスペースを設けています。釣り竿の手入れやスキーのワックスがけなど、アウトドアの準備が楽しくなりますよ。


最後に


北海道の四季は、それぞれに魅力的です。新築する際は、ぜひこの四季の変化を存分に楽しめる家づくりを心がけてみてください。快適性や機能性はもちろん大切ですが、季節の移ろいを感じられる家は、きっと長く愛着を持って住み続けられる家になるはずです。


皆さんも、北海道ならではの「四季を楽しむ家づくり」、挑戦してみませんか?それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!